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超富裕層の資産運用大解剖|ポートフォリオ運用・資産管理会社・レバレッジ効果の3つのポイント

公開日: 2025-07-17 再生数: 883,945 26.4分 YouTube で開く ↗

超富裕層の資産運用大解剖|ポートフォリオ運用・資産管理会社・レバレッジ効果の3つのポイント

30秒サマリー

ジャパンアセットマネジメント代表の堀江氏が、超富裕層(資産5億円以上)が実践する資産運用の3つのポイント、(1) ポートフォリオ運用、(2) 資産管理会社の活用、(3) レバレッジ効果の活用、について語った回。堀江氏の見立てでは、超富裕層は「攻め」より「守り」が中心であり、長期投資のパフォーマンスは銘柄選択ではなく資産配分(株・債権・オルタナティブのバランス)でほぼ決まると主張。さらに堀江氏は、現在は債権の利回りが株式益回りを上回る数十年ぶりの局面にあり、債権を組み入れる絶好のタイミングだとの見解を示した。MCの杉村氏は「PLは株、BSは債権」のフレームに強い納得を示しつつ、自身が「攻め」志向であることを自覚しながら議論に乗った。

登壇者

キーポイント

  1. 超富裕層の定義と「守りが中心」という前提: 堀江氏の整理では、超富裕層は資産5億円以上、富裕層は1億〜5億円未満。堀江氏は「超富裕層はすでに資産があるので、どう守るかの発想が一番強い」との立場を示した。
  2. 長期投資のパフォーマンスの91.5%は資産配分で決まる(米国の研究): 堀江氏は、20年間の長期投資ではパフォーマンス要因の91.5%が資産配分(アセットアロケーション)で決まるという米国論文を引用し、銘柄選択や売買タイミングよりも「株と債権を何割ずつ持つか」のほうがよほど重要だと主張。
  3. 株はPL、債権はBSで判断する: 堀江氏の整理として、株はPL(利益)に反応し、債権は金利とBS(バランスシート=デフォルトリスク)に反応する。同じ会社の株と債権を両方買っても発行体が同じため合理性は低いとの見立てを示した。
  4. イールドスプレッドで見ると、現在は数十年ぶりに「債権が割安・株が割高」: 堀江氏は、株の益回り(PERの逆数)と債権利回りを比べる「イールドスプレッド」で見ると、直近では債権利回りが株益回りを上回る数十年ぶりの逆転現象が起きており、債権を組み入れる絶好の局面との見解を示した。
  5. 景気後退局面 × トランプ関税環境では債権70%ポートが現実味: 杉村氏は「これから景気後退に入る可能性が高く、金利の引き上げもなさそう。だとすれば債権70%ポートは現実みが出てくる」と踏み込んだ見立てを述べ、堀江氏も同意。
  6. 資産管理会社(法人)の損益分岐は経費しだいだが目安は3億円規模: 個人運用は金融所得課税20.315%が固定でかかるが、法人は経費を差し引いた利益にのみ課税される。堀江氏は3億円を5%で運用し1500万円が入ってくる例で、法人化のメリットが出始める目安として提示。
  7. レバレッジ活用:手元1000万円で1億円の物件を買えば、4%利回りで年265万円の収益(金利1.5%想定): 堀江氏は不動産での例示に加え、株や債権も担保価値があり「証券担保ローン」で借入が可能だと説明。香港の超富裕層は「どれだけレバレッジをかけられるか」で金融機関を選ぶほど資本効率を意識しているとのコメントも紹介。
  8. 長期債権でも値動きは大きい:金利1%低下で単価約20%上昇: 「債権は値動きしないつまらない商品」という杉村氏の先入観に対し、堀江氏は長期債権では金利1%低下で単価が約20%動くと反論。途中売却で値上がり益も狙える資産だと位置づけた。

詳細展開

第1章:超富裕層の定義と「守り中心」の運用観

番組冒頭、超富裕層の定義として「資産5億円以上」、富裕層を「1億〜5億円未満」、その下にアッパーマス・マスが続くという構造が共有される。MCの国山氏が「重歩送(中流)の人間として勉強しに来た」というニュアンスで対談に入り、杉村氏も「自分はまだまだ上に行こうとしている側」と立ち位置を表明。

主張: 堀江氏は「若い世代やマス層は積極的にリスクを取って収入を運用に回すフェーズだが、超富裕層はすでに資産があるため『どう守るか』が中心になる」との立場を示した。攻めながら守る、守りながら攻める、というバランスが超富裕層の運用テーマになるとした。

根拠・事例:

反論・異論: 杉村氏は「自分はまだまだ上に行きたい側」と自覚を述べつつ、「マスやアッパーは攻め、超富裕層は守り」という整理に納得を示した。

第2章:ポートフォリオ運用 ― 「91.5%は資産配分で決まる」

堀江氏は資産運用3つのポイントの1つ目として、株式・債権・オルタナティブ(不動産=REIT、金など)の3資産クラスのバランスを取る基本フレームを提示。

主張: 堀江氏の見立てでは、長期投資のリターン要因は「銘柄選択」や「売買タイミング」ではなく「資産配分」がほぼ全てを決める。

根拠・データ:

杉村氏の補足見立て: 杉村氏は「これから景気後退に入る可能性が高く、企業業績は悪化、金利の引き上げもそう簡単にはなさそう。だとすれば債権70%というポートフォリオは非常に現実みが出てくる」と踏み込んだ。堀江氏も同意。

第3章:イールドスプレッド ― 「今は数十年ぶりに債権が割安」

主張: 堀江氏は、株と債権どちらを多く持つべきかを判断するために「イールドスプレッド」という考え方を使うと説明。株の益回り(株価分の1株当たり純利益=PERの逆数)と債権利回りを比較し、どちらの利回りが高いかを見るフレーム。

根拠・データ:

反論・補足: 杉村氏が「日本の上場企業には売上高純利益率3〜4%の会社も多い。だったら債権ポートのほうが確実に利益が出るし、企業の運用部門もよく見たほうがいい」と素朴な疑問を投げ、堀江氏は同意した。

第4章:実例ポートフォリオと「同じ会社の株と債権を両方買う」素朴な疑問

堀江氏は10億円規模で組んだ債権ポートフォリオの実例を紹介。

根拠・事例:

杉村氏の質問: 「同じ銘柄(例:Amazon)の株と債権を両方買ったらヘッジになるのか?」

主張(堀江氏): 「発行体が同じなのであまり合理性はない」。なぜなら、株はPLに反応する(利益が増えれば株価が上がる)のに対し、債権は金利とBSに反応する(デフォルトしそうになれば単価が下がる)から。両者は「そもそも見るポイントが違う」。

整理(堀江氏の主張): 「PLを見て株価を買うべきだし、BSを見て債権を買うべき」。同じ銘柄を株・債権両方で買うケースは多くないとの立場。

杉村氏の応答: 「PLが小さくなりそうな時には債権にシフトしたほうがいい、ということだ」と理解を示した。「(私は)動くことが好きで株が好き。債権はつまらないという潜入感があった」と本音を明かす。

第5章:債権の値動き・福利運用シミュレーション

主張: 堀江氏は「債権は値動きしないつまらない商品」というイメージに対して反論。

根拠・データ:

杉村氏の見立て: 「PLは来年・再来年が読みにくいが、BSは比較的読みやすいのでは」と発言し、堀江氏は同意。「格付けが高い債権はバランスシートが急に変わらないため予測しやすい」と補足した。

第6章:資産管理会社の活用 ― 法人化の損益分岐

主張: 堀江氏は2つ目のポイントとして、超富裕層が資産管理会社(法人)を持つ意義を整理。

根拠・データ:

第7章:レバレッジ効果の活用 ― 不動産・証券担保ローン

主張: 堀江氏は3つ目のポイントとしてレバレッジ(テコ)の活用を紹介。

根拠・データ:

第8章:堀江氏の会社のサービス内容と相談ハードル

主張: ジャパンアセットマネジメントは証券・保険・不動産を総合的に扱い、トータルでポートフォリオを組むコンサルティングが事業内容(堀江氏)。預かり資産は証券だけで700億円、不動産も加えるとさらに大きい規模。

根拠・事例:

重要な固有名詞・データ

項目 内容 文脈
超富裕層 資産5億円以上 番組冒頭の定義
富裕層 資産1億〜5億円未満 同上
堀江氏 ジャパンアセットマネジメント代表 講師。野村證券リテール営業で全国3000人中1位・CEO表彰受賞の経歴
91.5% 20年間の長期投資パフォーマンスのうち資産配分で説明される割合 堀江氏が引用した米国論文
20.315% 個人の金融所得課税率 法人化のメリット説明
3億円 法人化の損益分岐の目安(人による) 5%運用で年1500万円収入の試算
1500万円 上記の年間収入想定 法人化の経済性試算
9000万円借入・1億円物件 レバレッジの例示。手元1000万円で1億円物件を買う構図 レバレッジ効果のセクション
4% 例示の物件利回り レバレッジ計算
1.5% 例示の借入金利 レバレッジ計算
265万円 レバ後の年間収益(上記条件) レバレッジ計算
20% 米国長期金利が1%下がった時の長期債権単価の動き 債権値動き説明
6% 世界株式の長期リターン想定 福利運用シミュレーション
19億円 → 36億円 10億円を30年運用、利金現金保有 vs 株再投資の差 シミュレーション結果
700億円 ジャパンアセットマネジメントの証券預かり資産 不動産は別途あり
Amazon 紹介された社債発行体の一例 実例ポートフォリオ
2032年〜2063年 例示ポートフォリオの償還日レンジ 期間分散の説明
イールドスプレッド 株の益回り(PERの逆数)と債権利回りを比較する指標 株 vs 債権配分の判断軸
香港 レバレッジを最大化する金融文化の例 インフレ国での資本効率意識

アクションインサイト

引用したくなる発言

「超富裕層はやっぱり資産がもう既にあるので、それをどう守っていくかって発想が一番強い」(堀江氏)

「PLを見て株価を買うべきですし、BSを見て債権を買うべき」(堀江氏)

「皆さん、どの株買ったらいいんだ・いつ買ったらいいんだを気にされるが、前段階として株と債権そもそも何割ずつ持つのかのほうが、よっぽど大事」(堀江氏)

「債権の世界って面白いですよね。意外と。奥深い。PLは今年の成績だけど、BSはその会社の積み重ね」(杉村氏)

「香港の方とかは、どれだけレバレッジをかけられるかで金融機関を決めていたりする。資本効率の意識がちょっと違う」(堀江氏)

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