【元巨人・槙原寛己の資産推移グラフ】25年間の運用成績はツーシーム?/デイトレードは"薄利多損"でしかない/追証の振込み電話でスランプに/番組ロケ中に株価チャートチェックで出禁?【マネースキルセット】
【元巨人・槙原寛己の資産推移グラフ】25年間の運用成績はツーシーム?/デイトレードは"薄利多損"でしかない/追証の振込み電話でスランプに/番組ロケ中に株価チャートチェックで出禁?【マネースキルセット】
30秒サマリー
PIVOTのマネー番組「マネースキルセット」に元巨人・槙原寛己氏が登場し、現役引退(2001年)以降25年間にわたる個人投資の歴史を自身でホワイトボードに描きながら振り返った回。槙原氏は「ライブドアショック・リーマンショック・震災・コロナ・2024年8月の暴落と、節目ごとに痛手を負い、グラフは右肩上がりにならず"ツーシームのように沈み続けている"」と自虐的に語る。対談者は「デイトレード中心・信用取引・国内個別株偏重」というスタイルが裏目に出続けた構図を指摘し、2026年に向けてはタブレットを手放し米国株や積立分散にシフトする見立てを示した。
登壇者
- 槙原寛己(元プロ野球選手・読売巨人軍): 1989年に住宅購入の頃から株式投資を始め、現役時代から現在に至るまでデイトレード中心で売買してきた個人投資家としての立場で登場。失敗談を率直に開示。
- 対談者(番組ホスト): マネー番組の進行役。槙原氏の体験を引き出しつつ、自身も個別株や投資信託で投資している立場から相対化したコメントを返す。
- 対談者(共演者・若手): 補助的な聞き手。デイトレ未経験の立場からツッコミ役を担う。
(注:字幕に話者表示がなく、対談者2名の固有名詞は動画内で明確に呼ばれていないため「対談者」と表記)
キーポイント
- 槙原氏は「25年間の資産推移はツーシーム軌道」と自己診断: 2001年の引退後から現在まで、節目ごとに大きく沈み、上昇局面ではポジションを外していたため、資産は右肩下がり〜横ばいだったと槙原氏は主張。
- ライブドアショックでは銀座のすき焼きが味のしない肉になった: 待ち合わせ前に知人会社で「強制捜査が入った」と聞き、その夜の高級肉も味が分からなかったというエピソードを槙原氏が披露。
- 現役時代の追証電話が試合のメンタルを壊した: 信用取引の追証で証券会社から電話が入り、奥様にバレて口論、その日先発登板して結果が出なかったと槙原氏は振り返る。
- デイトレードは"薄利多損"だと槙原氏は結論: 決め事を守れずに翌日持ち越して大怪我、を繰り返した自身の経験から、対談者は「向いてない人もいる」と整理。
- 2024年8月5日の日経4000円安では、ドリームマッチ当日に練習が手につかなかった: 翌日アメリカ渡航のため反発局面で買い増しできず、最も美味しい局面を空中で逃したと槙原氏は告白。
- 2025年11月にはソフトバンク等の売り建てで爆損: 「下がるはず」と踏んで売りから入り、上げ続ける相場で損切り連打、さらに買い直しも被弾し「ダブルでやられた」と槙原氏。
- 対談者は「米国株・オルカン・債券・金・少額BTC」のポートを公開: 米株比率が大きい個別株重視型と、オルカン中心型の2タイプを共有。槙原氏は「ほぼ日本株+金・不動産」と硬めの構成。
- 槙原氏は2026年に向けて「タブレットからの脱却」と米国株組み入れを宣言: 一発ホームランではなく送りバント・スクイズ型の積立分散にシフトする意向を示した。
詳細展開
第1章: 槙原氏の投資歴のスタートと最初の暴落
主張: 槙原氏は「現役時代に都内に家を買った1989年頃から株を始めた」と振り返り、当初は「買って放置する」素朴なスタイルだったが、ネット証券の普及とともにデイトレ・信用取引に傾いていったと述べる。
根拠・データ(動画内で言及された数値・事実):
- 槙原氏が家を買ったのは1989年ごろ。バブル崩壊で土地は買値とほぼ変わらず、後から半額で買った人は同じエリアに「2倍の家」を建てたと槙原氏。
- ITバブル期に新興市場で含み益、その後ライブドアショック(2006年・動画内では2004年と発言)で大ダメージ。
- 光通信は「10何日連続ストップ安、土日も挟むと1ヶ月値段がつかない」局面があったと槙原氏。槙原氏自身は光通信は持っていなかったが「持っていた人は地獄だっただろう」と推測。
- ライブドア関連で「1000万単位で負けた」と槙原氏は明言。「家一軒分」の損失かと問われ「都内なら1.5億円する。500万円×40年で2億」と冗談交じりに自己ツッコミ。
エピソード: ライブドアショック当日、銀座のすき焼き屋に向かう前、知人の会社に立ち寄ったところ社長が「強制捜査が入った」と青い顔。「青い顔ってこういう顔か」と思いながら、その夜の高級肉の味は分からなかったと槙原氏は語る。
第2章: 現役時代の追証電話と先発登板
主張: 槙原氏は「信用取引の証拠金不足で証券会社から朝に電話が入り、地方遠征中で振り込めず、奥様に依頼してバレて口論。その日の先発登板でも結果が出なかった」と回顧。
根拠・データ:
- 当時はネットバンクがなく、遠征先(広島など)から振り込み不可、奥様に頼むしかなかった。
- 「明後日までに振り込んで欲しい」と証券会社から電話が来る運用だったと槙原氏。
- 「やめろ」と奥様に詰められても、取り返したい一心で続けてしまったと槙原氏。
- 当時の信用取引は「審査が厳しく、支店長クラスの面談が必要」だったが、現在はネットで簡単に開設できることに槙原氏は「危険」との見立てを示す。
- 担当証券マンは現在「店長まで出世」していて、「俺の金じゃないか」と槙原氏は冗談混じりに言及。
反論・異論: 対談者は「アスリートの勝負勘と投資の勝負勘は通底するから、ハマる人はハマる」と中立的に補足。
第3章: 資産推移グラフの作画とライブドア・リーマン・震災・アベノミクス・コロナ
主張: 番組企画として槙原氏が自身の資産推移を手描きグラフで再現。「2001年の引退後から始まり、複数のショックで沈み続け、本来上昇すべきアベノミクス期にはポジションを外していた」という経路を提示。
根拠・データ(動画内のグラフ作画から):
- 起点: 2001年(引退年)。
- 2004年あたり: ライブドア(ショック)で急落と槙原氏は描く(注:実際のライブドアショックは2006年1月。槙原氏の発言上の数字をそのまま記載)。
- リーマンショックでさらに下落。
- 2011年の震災・原発事故で日経平均が約8000円まで下落、ここで槙原氏は「消息不明」になり、相場から離れていた。
- 2012年〜のアベノミクス相場では「やめていた」「気づいたら上がっていた」と槙原氏。
- そこからもう一度参戦、コロナショックで再び沈下。
- 2025年現在: 「上がっていない」「俺、株のツーシームだから」と槙原氏は自虐。
- 対談者: 「フォークボールどころか1回消えてますね」「休んでるって書いてある」とツッコミ。
第4章: 2024年8月5日の暴落と空港での無念
主張: 槙原氏は「2024年8月の日経4000円超下落の日にOB野球のドリームマッチがあり、練習どころではなかった。翌日プライベートのアメリカ渡航で買い増しもできず、空港着時には日本市場が引け、底値で動けなかった」と語る。
根拠・データ:
- イベント: サントリードリームマッチ(OB野球)。
- 暴落幅: 「4000円下げた日」と槙原氏。
- 翌日(8月5日)はアメリカ渡航日。「暴落の翌日は1日待て」が経験則だが、想定以上に急回復。
- 空港到着時には日本市場の3時半(大引け)が終わっており、買えなかった。
- 「Wi-Fiでやれば良かったが、心が折れていて見たくもなかった」と槙原氏。
反論・異論: 対談者は「暴落は本来、安く買うタイミングのはず」と一般論を提示するが、槙原氏は「すでに損失が出ているところに突っ込む気持ちもなくなる」と心理面を吐露。
第5章: 2025年11月の爆損と「総裁ベッティング」の罠
主張: 槙原氏は「2025年11月、ソフトバンク等で限界を感じて売り建てから入ったが、相場は上昇継続。損切り連打+慌てて買い直してダブルでやられた」と告白。
根拠・データ:
- 過去の高市銘柄相場(高市早苗氏 vs 石破茂氏の局面)で、槙原氏は完全に高市氏に張っていたが石破氏勝利で大きくやられたと述べる。
- その経験から「総裁選=ベッティング」の構図に懲り、今年の小泉進次郎・高橋(注:動画内発言ママ)局面では入れず、結果として上昇を取れなかった。
- 槙原氏は「経験はプラスのはずだが、過去の経験が次回の判断を邪魔することもある」と整理。
- トランプ銘柄・高市銘柄など政策テーマ株は一通り触れているとのこと。
第6章: 対談者と若手のポートフォリオ公開
主張: 対談者2名がそれぞれの実ポートを開示。「米国株比率の大きい個別株型」と「オルカン中心の積立型」の対比を槙原氏に提示。
根拠・データ:
- 対談者A(米株個別重視型): 米国株が約半分(テック銘柄中心)、投資信託、日本個別株(売買せず保有)、金、ビットコイン少額。年齢的にリスクを取れる立場との見解。
- 対談者B(守備寄り型): オルカン(オールカントリー)が中心の投資信託、債券、金、個別日本株、ビットコイン。
- 槙原氏のポート: ほぼ日本株(個別)、不動産、金。「半分しっかり、硬い」と対談者は評。
- 槙原氏はNISAをまだやっていないと告白し、「これは絶対入れていく」と発言。
反論・異論: 対談者は「米国株を入れないのはありえない」との立場、槙原氏は「日本株もまだ良くなる気持ちはある」としつつ、米国株組み入れに前向き。
第7章: 番組ロケ中の"出禁未遂"エピソードと2026年の宣言
主張: 槙原氏は「愛石(あいせき)食堂のロケ中、共演者と絡む直前にスマホで保有株(船株)の暴落を確認、ロケ中にもタブレットを差し入れさせて相場をチェックし、現場の空気を壊した」と告白。
根拠・データ:
- 当時、船株が流行していた時期。決算発表が12時半〜1時の銘柄で、ロケ前のロケバスでは上昇していたが、ロケ突入時に暴落。
- 「決算は悪くなかったが期待値に届かず売られた」と槙原氏は推測。
- ロケ中にマネージャーにタブレットを持って来させ、立てて常時チェック。「これじゃダメだ」と本人も自覚。
- 2026年の宣言: 「タブレット捨てる」「米国株を入れる」「送りバント・スクイズ型でコツコツ積み上げる戦い方に切り替える」と槙原氏。
対談の温度感: 対談者は「投資スタイルを少し変えた方がいい」「これを大事にしていかないといけないお金になってきている(孫もいる)」と提案。槙原氏は「ちょっと見ててください」と前向きに受けた。
第8章: 現代の野球選手の資産形成への示唆
主張: 槙原氏は「今の野球選手は1棟マンションを買っていたり、自分のトレーナー・栄養士に投資したりと、自分への投資・固定収入の確保が進んでいる。NISA・積立分散などの教育も球団研修に組み込む価値がある」と提言。
根拠・データ:
- 槙原氏世代はワンルームマンション投資程度だったが、現代の選手は1棟買いも珍しくないと述懐。
- 海外移籍した選手はCM契約・スポンサーが集中(例として大谷翔平の名前を挙げる)。
- 一方、地方球団・巨人の選手はCM契約で「色が強くて使いづらい」事例があり、関西圏では別人がCMキャラクターになっていたケースもあると槙原氏。
- 球団研修で槙原氏が話せば、「株損」を掴みに使いつつお金の身の振り方を伝えられると本人は語る。
- 対談者は「この回をそのまま球団研修で流せば」と冗談、槙原氏は「球場では『見てましたよ』と言われない=選手は見ていない」と苦笑。
重要な固有名詞・データ
| 項目 | 内容 | 文脈 |
|---|---|---|
| 槙原寛己 | 元読売巨人軍投手、2001年現役引退 | 本動画の主役。投資歴は1989年家購入頃から |
| 1989年 | 槙原氏が都内に家を購入した年 | バブル崩壊直前。土地価格は長く回復せず |
| ライブドアショック | 槙原氏の発言上は2004年・実際は2006年 | 1000万単位の損失と槙原氏が告白 |
| 光通信 | 「10何日連続ストップ安」の銘柄として槙原氏が言及 | 槙原氏は保有していなかったが象徴的事例 |
| リーマンショック | 2008年 | 槙原氏のグラフ上で2回目の急落 |
| 2011年震災 | 日経平均約8000円まで下落 | この後槙原氏は「消息不明」期間に入る |
| アベノミクス | 2012年〜 | 槙原氏は休んでおり乗り損ねた |
| コロナショック | 2020年 | グラフ上で再下落の起点 |
| 2024年8月5日 | 日経4000円超下落の翌日 | 槙原氏はアメリカ渡航で買い増しできず |
| 2025年11月 | ソフトバンク売り建てで爆損 | 槙原氏が今年諦めかけた局面 |
| 高市相場(高市氏 vs 石破氏) | 過去の総裁選局面 | 槙原氏は高市氏に張って大きくやられた |
| トランプ銘柄 | 槙原氏は「一通り触れている」 | 政策テーマ株への参加 |
| サントリードリームマッチ | OB野球イベント | 2024/8/4の暴落日に槙原氏が出場 |
| 愛石(あいせき)食堂 | 番組ロケ先 | 株価チェックで現場の集中力を欠いた事例 |
| NISA | 槙原氏は未着手 | 2026年から組み入れる宣言 |
| オルカン(オールカントリー) | 対談者Bのポート中核 | 全世界株式インデックス |
| 米国株個別 | 対談者Aのポート約半分 | テック銘柄中心 |
| ビットコイン | 両対談者とも少額保有 | 槙原氏は保有していない |
アクションインサイト
- 槙原氏の議論を踏まえると、「相場のショックごとに含み損を抱えた状態で大きな反発を取れない」という構図が長期投資家の最大コストになりうる。自社のキャッシュ運用や役員報酬の自社株運用についても、損切りルール・休養期間の設計を点検する余地がある。
- 槙原氏が「過去の経験が次回の判断を邪魔する」と語った点は、組織における"前回失敗の記憶"が次の意思決定を歪める構造と同型。経営判断のレビューでも、過去の被弾経験が現在の機会喪失を生んでいないか俯瞰する余地がある。
- デイトレ="薄利多損"という槙原氏の自己評価は、本人のスタイルに対する見立て。万人に当てはまる断定ではないが、「決め事を守れない自覚があるなら、決め事を強制執行する仕組み(自動損切り・自動積立)に寄せる」という設計論として転用可能。
- 槙原氏が2026年に「送りバント・スクイズ型」へ転換する宣言を踏まえると、ホームラン狙いとコツコツ型のミックスを定量的に決めること自体が、引退後アスリートの資産設計の論点として浮かぶ。
- 球団・新人研修における金融リテラシー教育を槙原氏が提唱した点は、若手人材の長期定着・引退後の支援を設計する企業の人事戦略にも示唆あり(CRAZYのような若手中心の組織でも、お金の身の振り方を組織が教える価値)。
引用したくなる発言
「俺、株のツーシームって言って。少しずつこう落ちて。」(槙原氏)
「銀座のすき焼きの肉が味しなくて、もう頭の中その明日のことしか考えてないし。」(槙原氏)
「損額も抑えなきゃいけないし、相手打線も抑えなきゃいけない。やめなさいって。」(槙原氏/追証電話の朝の心境)
「現役引退したんだけど、今度投資の方に投げ続けるっていう。」(槙原氏)
「俺にとって送りバントしか見えないんだけど。」(槙原氏/積立分散への転換について)
「白で多損、薄利多損。」(槙原氏/デイトレの自己評価)
関連トピック
- ライブドアショック(2006年1月)と新興市場バブルの崩壊
- リーマンショック(2008年)とその後の世界金融危機
- 東日本大震災(2011年3月)と日経平均の急落
- アベノミクス相場(2012年〜)と日銀の金融緩和
- コロナショック(2020年3月)
- 2024年8月5日の日経平均暴落と急反発
- 高市早苗 vs 石破茂の自民党総裁選局面と"総裁銘柄"
- トランプ銘柄(米大統領選局面の物色)
- 大谷翔平のCM契約と海外移籍選手のスポンサー集中
- NISA制度・オルカン(オールカントリー)・米国株個別投資・ビットコイン
- 球団内での金融リテラシー教育の必要性(槙原氏の提言)
- 量子コンピューター関連株(リゲッティなど、槙原氏が買い損ねた銘柄として言及)
- アルファベット(Google/Gemini)など米国テック株への関心