【木野内栄治×岡村友哉】日本株相場展望/5月に一時調整の可能性/夏に向けて再び急騰/為替介入・円安・日銀/防衛銘柄とイラン情勢/日経平均6万8000円へ【マーケット超分析】
【木野内栄治×岡村友哉】日本株相場展望/5月に一時調整の可能性/夏に向けて再び急騰/為替介入・円安・日銀/防衛銘柄とイラン情勢/日経平均6万8000円へ【マーケット超分析】
30秒サマリー
PIVOT「マーケット超分析」月例回。日経平均が6万円台に乗せ史上最高値を更新した局面で、木野内氏は「ゴールデンウィーク前後は一時的に押す可能性が高いが、相場の終わりではなく夏に向けた押し目と捉えるべき」との見立てを示した。木野内氏は中東情勢・防衛株動向・SQ前後のオプション需給・日銀タカ派化・バフェット効果・IMF見通しを総合し「7〜10月にかけて日経平均は6万8000円に向かう」というシナリオを提示。岡村氏は「日経平均だけが上がる極端な二極化相場」への違和感と、AI・半導体偏重の反動可能性を指摘した。
登壇者
- 木野内栄治(大和証券チーフテクニカルアナリスト 兼 テーマリサーチ担当): 番組レギュラー。テクニカル+季節性+政策・需給を組み合わせる分析スタイル。今回も多数の自作チャート資料を持参し、見通しの根拠を一つずつ提示する役。
- 岡村友哉(株式コメンテーター): 国内大手証券投資情報会社を経て独立。専門は先物・オプション・IPO。経済番組やマネー誌で発信。今回ゲスト出演。木野内氏の強気見通しに対し、二極化相場の歪みやコロナ期との類似から「逆転リスク」を提起する役。
- 司会(柴田): 進行役。
キーポイント
- GW前後は一時調整の可能性: 木野内氏は「大型連休前後は下げのメカニズムが内包されている」とし、月初の長期金利上昇+金融機関の債券損圧縮売り、決算発表の保守的ガイダンス、SQ前のプット買戻しによる売りが重なるリスクを指摘。
- イラン情勢はそこ入りパターン: 木野内氏は過去のイラク戦争・対イラン軍事行動のチャートから「米軍の武力行使後は1ヶ月程度で日経平均がそこを入れるのが定型」と整理。今回も既にそこ入り済みの可能性が高いとの見立て。
- 防衛株は事前に動く: 木野内氏は「2002年北朝鮮核施設爆撃計画(幻)/2018年/クリミア/ウクライナ侵攻/今回イラン」と過去5局面の防衛株アウトパフォームを提示し、「事前に動き、終わりに向けてアンダーパフォームする」パターンを指摘。今回はすでにアンダーパフォームしており「米防衛株を売る人は長期化を見ていない」という解釈を示した。
- インサイダー疑惑の出来高シグナル: 木野内氏は「3月31日の底値直前に、戻り基準のコール(675コール等)に異常な出来高があり、インサイダー疑惑として米議会で取り沙汰されている」と紹介。「現状はまだリグっていない(手仕舞われていない)ので相場転換のサインにはなっていない」との見方。
- 日銀タカ派化で為替介入リスクは後退: 4月会合で反対票が「1人→3人」に増え、特に従来は執行部に同調していた委員が初めて反対した点を木野内氏は重視。「先々はハト派でも目先はタカ派寄り。円安暴走→介入の蓋然性は下がったが、外需株には逆風」と整理。
- GW明けSQ・ウィッチング前後は需給の谷: 木野内氏は、5万4000円〜5万5000円帯にプットオプションの建玉が滞留しており、「少し下げるとディーラーのヘッジ売りが連鎖し、5万6000円〜5万4000円に吸い込まれる」可能性を指摘。日経VIが低い局面ではSQ週に底をつけず、その後に下げが伸びるパターンになり得るとした。
- バフェット効果+IMF+季節性で6月までは強気: 木野内氏は、米上場の日本株ETFへの4週連続資金流入、5月2日のバークシャー株主の日、IMF世界経済見通しで日本だけ下方修正されなかったこと、5〜6月は元々日本株が強い季節性、を重ねて「6月いっぱいは外国人の買いが続く」と主張。
- 政策効果の歴史アナロジー: 木野内氏は「選挙後は6〜8ヶ月株が上がる」歴史パターン(アベノミクス会等)と「大平おろし40日構想」と「石破おろし」の構造類似から、「7月・8月・9月・10月ぐらいまで日本株は上がる」と提示。
- 日経平均6万8000円シナリオ: 木野内氏は「3割高値更新後は横ばい」のテクニカルパターンから、5万2000円〜6万8000円のレンジを想定。5万2000円のサポートを維持しているため、6万8000円までの上値余地は残るとの見立て。
- 岡村氏の二極化への違和感: 岡村氏は「日経平均は最高値なのに年初来安値の銘柄も多い」「コロナ期のwithコロナ/アフターコロナ二極化と相似」「夏に大転換が起きる気がする」とし、6万8000円実現にはAI・半導体偏重の継続と「日経をショートして焼かれる人」の登場が必要と指摘。
詳細展開
1. GW前後の調整シナリオと需給メカニズム
日経平均は4月27日終値で6万円台に乗せ、史上最高値を更新。番組冒頭、司会から「連休前後はどう見るか」と問われた木野内氏は、強気の前提を保ちつつも「GW前後は一時的に下げる構造的要因がある」と回答。
主張(木野内氏): 大型連休前後はテクニカル・需給の両面で下げやすい。
- 月初は長期金利が上がりやすく、金融機関のプロパー運用が債券で損を抱える。それを月末から翌月初にかけて売り→株でゲイン出しする動きが矢印的に観察される
- 今は本決算発表シーズンで、企業が保守的な来期ガイダンスを出すリスクが大きい
- 「一回お休みになる可能性がある」
根拠・データ:
- 自作チャートで「月初の日経下落」「月初の長期金利上昇」を可視化
- 月末の週から翌月第〇営業日くらいまでがその傾向の集中ゾーン
主張(木野内氏/SQ・ウィッチング論点): 連休明けすぐにSQが控えており、5万4000〜5万5000円帯にプットオプションの建玉が大量に積まれている。
- 値段が乖離している間は証券会社(売り手)はヘッジ不要
- だが下落で価格が建玉に近づくと、ディーラーが先物で売りヘッジを始める
- それが下げを呼び、また売りヘッジが増える「売りが売りを呼ぶ」連鎖
- 結果、5万6000円〜5万4000円のオプション集積帯に吸い込まれるリスク
反論・補足(岡村氏): 直接の反論はないが、「コロナ期のwithコロナ/アフターコロナ二極化」と現在のAI・半導体偏重相場を重ねて、別の文脈から「夏の大転換」可能性を示唆。
2. 中東情勢とイランの「我慢パターン」
主張(木野内氏): 紛争は今後も多いので、米軍武力行使と日経の関係を確認しておく必要がある。米軍の武力行使後、日経平均は短期間で底入れするのが過去パターン。
- 8年続いたイラク戦争でも、日経は1ヶ月で底をつけた
- 「米軍はスーパーパワー」というのが相場の織り込み方
- 今回も1ヶ月で底をつけた可能性が高い
主張(イラン側パターン): 過去2回(2024年)も、イランが「やられて、やり返して、最後はやられても我慢」して終結する形が定型。
- 2025年(昨年)はアメリカも参戦し12日間イランがやられっぱなし
- 最後はイランが事前通告のうえ、もぬけの空になっていたカタール米軍基地を「形ばかり」攻撃して終結
- 「イランが我慢する形で最終的な収束に向かう」のが見立て
- 「マーケットもそれを織り込みつつある」
3. 防衛株の事前シグナルとイランのアンダーパフォーム
主張(木野内氏): 防衛株は政府筋の情報を「知っている」かのように、事前にアウトパフォームし、終わりに向けてアンダーパフォームする。
- 2002年:北朝鮮核施設爆撃計画(後に幻と判明)の1年以上前から防衛株が緑色で大きくアウトパフォーム、お蔵入り後にアンダーパフォーム
- 2018年:同様パターンで赤の急騰→ピークアウト
- クリミア:2年前から防衛株がアウトパフォーム→ウクライナ諦めで即ピークアウト
- ウクライナ侵攻:前年からアウトパフォーム
- 今回イラン戦争:事前にアウトパフォーム、しかし2月28日のイラン攻撃以降は米防衛株が「相当アンダーパフォーム」
根拠・データ: 5局面分の比較チャートを資料化。
インサイト(木野内氏):
- 米防衛株を売る人は「長期化しない」と見ている
- 防衛株が再びアウトパフォームし始めたら、長期化または悪材料登場のサイン
- ポートフォリオの数%は防衛株を持っておくと事前察知の窓になる
4. インサイダー疑惑とコール出来高シグナル
主張(木野内氏): トランプ周辺からの情報流出疑惑が米議会でも話題になっており、「不可解な市場取引」が観測されている。
- 3月31日の底値前(イラン大統領の停戦用意発言の前)に、ザラ場で空内(出来高)が「ボンボン」と立っていた
- 月足チャートで見ると、底のところで大商いになっている
- 出来高の方が底入れより早い=「先回り」している
- 異常な出来高があったのは「下げた分の2/3戻りの675コール」。前年戻りになって初めて利益が出る建玉
- 「アメリカの証券マンは何やってるんだ。ゲートキーパーとしてこれを受けちゃいけない」(木野内氏のコメント)
現状認識(木野内氏):
- ただし「まだリグっていない(手仕舞いされていない)」
- 彼らがまだ下げると思っていれば手仕舞っているはずなので、現状は警戒シグナルにならない
- 「手仕舞いが入ったら相場の風向きが変わったサイン」として今後ウォッチすべき
5. 日銀タカ派化と為替・セクター含意
主張(木野内氏): 4月の日銀金融政策決定会合は予想以上にタカ派的だった。
- 3月会合は反対1人、4月会合は反対3人に増加
- 特に「初めて反対した委員」がいた。従来は執行部に歩を合わせるタイプだった人物
- 解釈は分かれるが、相場には「タカ派寄り」と映る
含意(木野内氏):
- 円安暴走→為替介入のリスクは後退
- ただし円高進行で外需株(日経主導の輸出株)は逆風
- 「3人のうち1人は7月で交代、2人は来年の何月かで交代」→「先々はハト派化、目先はタカ派化」の構造
- 高市政権で交代後の人事はハト派寄りが選ばれやすい
主張(セクターローテーション): 円高シナリオでは食品株・陸運・氷(飲料系)など内需が戻る可能性。
- 食品の青いチャートが円高時に戻る傾向
- 機関投資家が今期待しているのは金融株と建設株
- 金融株:日銀タカ派化で戻るとの期待だが「色々考えると難しいんじゃないか」(木野内氏は懐疑的)
- 建設株:関西の某建設会社が「毎年保守的なガイダンスを出すのに今年は積極的」だったことで一気に期待が盛り上がった
反論・補足(岡村氏): 2024年7月の介入時には食品が強かったが、その時は中小型グロースも上昇、銀行・半導体は売られた。半導体は当時の米中貿易規制の特殊事情も乗っていた。今回もNT倍率(日経/TOPIX)が下がり始めている可能性があり、ロング・ショート両建てで動く機関投資家のもとでは「常に何かが上がり、何かが下がる」二極化が続くとの見方。
6. 強気の根拠:バフェット・IMF・季節性
主張(木野内氏): 中期的には複数の強気要因が重なっている。
根拠1:米上場の日本株ETFへの資金流入
- 直近4週間連続で資金流入
- きっかけはバークシャー・ハサウェイ(バフェット氏の会社)の東京海上ホールディングス出資表明
- 「戦争中の損保会社に出資するのは強気のサイン」という解釈
- バフェット氏は2019年5商社初記載時、2023年来日時もその後3ヶ月の資金流入を引き起こした実績
- 5月2日のバークシャー株主の日で、日本株への積極姿勢が再表明される観測
根拠2:IMF世界経済見通し
- 4月のアップデートで世界の多くの国が下方修正
- 日本だけ下方修正されず(高市政権の積極財政+原油高相殺の効果)
- 木野内氏:「ヨーロッパの巨大ファンドはカントリー配分を決めるためにIMFを参考にしている。IMFが日本を上方修正・据え置きすると2〜3週間後に欧州勢が買ってくるパターンが青文字で示せる」
- 「6月いっぱいは欧州投資家も日本株を買ってくる可能性」
根拠3:季節性
- 米株は5月にピークアウトして6月まで下げる「Sell in May」
- 日本株はもともと7月頭まで強い傾向(自社株買い、配当再投資が6月にあるため)
- 米株が下げても日本株は底堅い
根拠4:政策アナロジー
- 選挙後は6〜8ヶ月株が上がる過去パターン(アベノミクス会等)
- 1979年の大平内閣選挙敗北→「大平おろし40日構想」の構造が今の「石破おろし」と類似
- 当時も4ヶ月上がってその後失速したが、最終的には選挙から6〜8ヶ月上がった
- 「結局政策がマクロ経済を決める」(木野内氏)
- 含意として「7月・8月・9月・10月ぐらいまで日本株は上がる」
7. 日経平均6万8000円シナリオとレンジ論
主張(木野内氏): テクニカル的には5万2000円〜6万8000円のレンジが維持されている可能性が高い。
- 「3割高値更新したら横になる」というパターン(左軸対数メモリーで赤い水平線が3割エンジ)
- 上から2本目の5万2000円が結局維持された
- ザラ場で5万500円程度まで下げたが、高値を抜けたのでそこは「確からしい安値」と見てよい
- レンジ上限は6万8000円
5月の押し目想定:
- 木野内氏:「5万2000円まで下がるとダブルトップを意識せざるを得ない深い押しになる」
- 「5万4000円ぐらいまでがオプションの塊。それ以下に走る必要は全然ない」
- 「そんな深い押しは想定していない」
まとめ(木野内氏):
- 5月はGW前後で1度押す可能性
- ただし押さない可能性もある(メカニズムが内包されているだけ)
- 押したとしても「相場の終わり」ではなく「夏に向けた押し目」
- 参戦するなら「米国ウィッチングが終わってから」が無難
- 「6万8000円という前の見通しを変える必要はない」
8. 岡村氏の二極化違和感とコロナ・アナロジー
主張(岡村氏): 現在の相場は「気持ち悪い」二極化。
- 天井知らずレベルで上がり続ける株がある一方、6万円相場で年初来安値をつける銘柄も多い
- 個別の動きが「トレード上のイベント」化している
- コロナ期のwithコロナ銘柄/アフターコロナ銘柄の二極化と類似
- withコロナ:ZOZO等のネット・EC関連が毎日10%級で上昇
- アフターコロナ:ホテル・JR等の旅行関連が下落
- コロナ期は「経済が成長/正常化し始めたら正常化した」
- 今は「withイラン情勢/アフターイラン戦争」のような形で分かれているが、いずれ「みんなが乗り始めたところで大転換が起きる気がする」
- 「夏は楽しみな方で見ている」
主張(岡村氏/6万8000円実現の条件):
- もし6万8000円が実現するなら「日経は上がるが他は上がらない」が続く
- アドバンテストが天井知らずで再び登り始め、PER高い株を排除する考え方は「古い」とされる
- 「日経をショートする人」が出てきて、それを焼いて上げるサイクルがないと6万8000円には到達しない
- 「夏は嫌な感じになっている気がする」
反論・補足(木野内氏): 「ショートの踏み上げが出ると天井。その意味ではまだ天井感はないので余力はある」と応答。
重要な固有名詞・データ
| 項目 | 内容 | 文脈 |
|---|---|---|
| 日経平均 6万円台 | 4月27日終値で6万円乗せ史上最高値更新 | 番組冒頭の現状認識 |
| 日経平均レンジ | 5万2000円〜6万8000円 | 木野内氏のシナリオ |
| 5万4000〜5万5000円 | プットオプション建玉が滞留する帯 | SQ前後の需給リスク |
| 5万6000〜5万4000円 | ディーラーのヘッジ売り連鎖で吸い込まれうる帯 | 同上 |
| 675コール | 異常出来高が観測されたコールオプション | インサイダー疑惑の論点 |
| 3月31日 | 日経平均が底をつけた日/イラン大統領の停戦用意発言 | 中東情勢の転換点 |
| 2月28日 | 今回のイラン攻撃の日付 | 防衛株のアンダーパフォーム起点 |
| 4月会合(日銀) | 反対票3人、初めて反対した委員あり | タカ派解釈の根拠 |
| バークシャー・ハサウェイ | 東京海上ホールディングスへ出資表明 | 米資金流入のきっかけ |
| 5月2日 | バークシャー株主の日 | 日本株への積極姿勢再表明観測 |
| 2019年 | バフェット氏の5商社初記載 | 過去の3ヶ月資金流入実績 |
| 2023年 | バフェット氏来日(5月のバークシャー株主総会で「日本はいい」と回答) | 同上 |
| IMF世界経済見通し | 4月アップデートで日本のみ下方修正なし | 欧州勢の日本買い根拠 |
| 高市政権 | 積極財政+原油高相殺 | IMFが日本を据え置いた背景 |
| 大平おろし40日構想(1979年) | 大平内閣の選挙敗北後の党内抗争 | 「石破おろし」とのアナロジー |
| アベノミクス会 | 選挙後6〜8ヶ月株上昇 | 政策アナロジーの根拠 |
| 関西の某建設会社 | 毎年保守的だが今期は積極的なガイダンス | 建設株への期待盛り上がり |
| NT倍率 | 日経/TOPIXの倍率 | 岡村氏が下落開始の可能性に言及 |
| アドバンテスト | 天井知らずで再び登り始める可能性 | 6万8000円実現の主役候補(岡村氏) |
| 東京海上ホールディングス | バフェット氏が戦争中の損保に出資 | 強気サインの解釈 |
| ZOZO(withコロナ銘柄の例) | コロナ期に毎日10%級で上昇 | 二極化のアナロジー |
| 日経VI | 値が低いとSQ週に底をつけず後で下げが伸びる | 需給メカニズムの一要素 |
アクションインサイト
- 木野内氏の「GW前後は需給的に下げやすい」議論を踏まえれば、5月初〜中旬は新規ロングよりリスク管理を優先する観点で自社のエクスポージャーを点検する余地がある。木野内氏は「米国ウィッチング後」を参戦タイミングの目安としている。
- 防衛株のアウトパフォーム/アンダーパフォームが「事前察知の窓」になるという木野内氏の指摘を踏まえると、ポートフォリオの数%を防衛株で持つことで、地政学イベントの早期シグナルを得る運用が一案として議論できる。
- 岡村氏の「二極化への違和感」と「夏の大転換可能性」の議論を踏まえれば、日経主導のAI・半導体偏重ポジションが過剰になっていないか、ロング・ショートのバランスを見直す論点が浮かび上がる。
- 木野内氏の「日銀タカ派化で円高→外需株逆風/内需(食品・陸運・飲料)への一時シフト」の議論を踏まえると、外需偏重のセクター配分を持つ企業/投資家は、内需シフトのシナリオ点検をする余地がある。
- 木野内氏の「IMFが欧州勢のカントリー配分判断に効く」という分析を踏まえると、日本企業のIR担当・経営企画は、IMFの日本セクション据え置き/上方修正タイミングを「外国人買いの先行指標」として認識しておく実益がある。
- 岡村氏の「ショートの踏み上げが出るまでは天井ではない」という整理を踏まえれば、相場の終わり判定として「日経をショートして焼かれる人が話題になり始めるか」を観察する論点設計ができる。
引用したくなる発言
「あの、慌てなくても大丈夫ですよ」(木野内氏/米軍武力行使後の底入れパターンについて)
「君たち向けの資料を準備してやるよ」(岡村氏が回想する、ディーラー向けパーティーで岡村氏が若手相手に作ってきた資料の話)
「あれよあれよと下がっちゃいかねない」(木野内氏/GW前後の需給メカニズム)
「アメリカの証券マンは何やってるんだ。ゲートキーパーだからね、これ受けちゃいけないよ」(木野内氏/インサイダー疑惑コール出来高への憤り)
「先々はハト派だと思うものの、目先はタカ派な感じになりました」(木野内氏/日銀の人事サイクル)
「バフェットさんに続けとばかりに、日本のETFにアメリカでお金が入ってる」(木野内氏)
「withコロナとアフターコロナで分かれた相場と似ている。withイラン情勢/アフターイラン戦争で分かれてる」(岡村氏)
「夏は嫌な感じになってる気がするな」(岡村氏/6万8000円実現過程の二極化加速懸念)
「ショートの踏み上げが出ると天井なんですよね。なのでそういう意味ではまだその感じにはなってないんで余力はあるかな」(木野内氏/岡村氏への応答)
関連トピック
- バークシャー・ハサウェイ/バフェット氏の日本投資(5商社、東京海上HD)
- IMF世界経済見通しと欧州機関投資家のカントリー配分
- 高市政権の積極財政
- 日銀金融政策決定会合(4月、3月の反対票推移)
- 日経平均VI(ボラティリティ・インデックス)とSQ週の底入れパターン
- セルインメイ(米株の5月ピーク/6月下落)と日本株の7月頭まで強い季節性
- 1979年大平内閣選挙敗北と「大平おろし40日構想」(石破おろしとのアナロジー)
- アベノミクス会以降の選挙→6〜8ヶ月株上昇パターン
- 中東:イラン情勢、米軍武力行使とイランの「我慢パターン」、カタール米軍基地への形式攻撃
- 防衛株のアウトパフォーム履歴:2002年北朝鮮核施設計画/2018年/クリミア/ウクライナ侵攻/今回イラン
- トランプ周辺のインサイダー疑惑(米議会で取り沙汰)
- セクターローテーション候補:金融株(期待だが懐疑)、建設株(関西の某社のガイダンスで盛り上がり)、食品・陸運・飲料(円高シナリオ)
- 岡村氏の二極化分析:withコロナ/アフターコロナとの相似、AI・半導体偏重とアドバンテスト
- NT倍率(日経/TOPIX)の動向
- 次回テーマ予告:「今こそ中小型株が狙い目」(岡村氏が解説予定)