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【木野内栄治×岡村友哉】日本株相場展望/5月に一時調整の可能性/夏に向けて再び急騰/為替介入・円安・日銀/防衛銘柄とイラン情勢/日経平均6万8000円へ【マーケット超分析】

公開日: 2026-04-30 再生数: 242,250 34.6分 YouTube で開く ↗

【木野内栄治×岡村友哉】日本株相場展望/5月に一時調整の可能性/夏に向けて再び急騰/為替介入・円安・日銀/防衛銘柄とイラン情勢/日経平均6万8000円へ【マーケット超分析】

30秒サマリー

PIVOT「マーケット超分析」月例回。日経平均が6万円台に乗せ史上最高値を更新した局面で、木野内氏は「ゴールデンウィーク前後は一時的に押す可能性が高いが、相場の終わりではなく夏に向けた押し目と捉えるべき」との見立てを示した。木野内氏は中東情勢・防衛株動向・SQ前後のオプション需給・日銀タカ派化・バフェット効果・IMF見通しを総合し「7〜10月にかけて日経平均は6万8000円に向かう」というシナリオを提示。岡村氏は「日経平均だけが上がる極端な二極化相場」への違和感と、AI・半導体偏重の反動可能性を指摘した。

登壇者

キーポイント

  1. GW前後は一時調整の可能性: 木野内氏は「大型連休前後は下げのメカニズムが内包されている」とし、月初の長期金利上昇+金融機関の債券損圧縮売り、決算発表の保守的ガイダンス、SQ前のプット買戻しによる売りが重なるリスクを指摘。
  2. イラン情勢はそこ入りパターン: 木野内氏は過去のイラク戦争・対イラン軍事行動のチャートから「米軍の武力行使後は1ヶ月程度で日経平均がそこを入れるのが定型」と整理。今回も既にそこ入り済みの可能性が高いとの見立て。
  3. 防衛株は事前に動く: 木野内氏は「2002年北朝鮮核施設爆撃計画(幻)/2018年/クリミア/ウクライナ侵攻/今回イラン」と過去5局面の防衛株アウトパフォームを提示し、「事前に動き、終わりに向けてアンダーパフォームする」パターンを指摘。今回はすでにアンダーパフォームしており「米防衛株を売る人は長期化を見ていない」という解釈を示した。
  4. インサイダー疑惑の出来高シグナル: 木野内氏は「3月31日の底値直前に、戻り基準のコール(675コール等)に異常な出来高があり、インサイダー疑惑として米議会で取り沙汰されている」と紹介。「現状はまだリグっていない(手仕舞われていない)ので相場転換のサインにはなっていない」との見方。
  5. 日銀タカ派化で為替介入リスクは後退: 4月会合で反対票が「1人→3人」に増え、特に従来は執行部に同調していた委員が初めて反対した点を木野内氏は重視。「先々はハト派でも目先はタカ派寄り。円安暴走→介入の蓋然性は下がったが、外需株には逆風」と整理。
  6. GW明けSQ・ウィッチング前後は需給の谷: 木野内氏は、5万4000円〜5万5000円帯にプットオプションの建玉が滞留しており、「少し下げるとディーラーのヘッジ売りが連鎖し、5万6000円〜5万4000円に吸い込まれる」可能性を指摘。日経VIが低い局面ではSQ週に底をつけず、その後に下げが伸びるパターンになり得るとした。
  7. バフェット効果+IMF+季節性で6月までは強気: 木野内氏は、米上場の日本株ETFへの4週連続資金流入、5月2日のバークシャー株主の日、IMF世界経済見通しで日本だけ下方修正されなかったこと、5〜6月は元々日本株が強い季節性、を重ねて「6月いっぱいは外国人の買いが続く」と主張。
  8. 政策効果の歴史アナロジー: 木野内氏は「選挙後は6〜8ヶ月株が上がる」歴史パターン(アベノミクス会等)と「大平おろし40日構想」と「石破おろし」の構造類似から、「7月・8月・9月・10月ぐらいまで日本株は上がる」と提示。
  9. 日経平均6万8000円シナリオ: 木野内氏は「3割高値更新後は横ばい」のテクニカルパターンから、5万2000円〜6万8000円のレンジを想定。5万2000円のサポートを維持しているため、6万8000円までの上値余地は残るとの見立て。
  10. 岡村氏の二極化への違和感: 岡村氏は「日経平均は最高値なのに年初来安値の銘柄も多い」「コロナ期のwithコロナ/アフターコロナ二極化と相似」「夏に大転換が起きる気がする」とし、6万8000円実現にはAI・半導体偏重の継続と「日経をショートして焼かれる人」の登場が必要と指摘。

詳細展開

1. GW前後の調整シナリオと需給メカニズム

日経平均は4月27日終値で6万円台に乗せ、史上最高値を更新。番組冒頭、司会から「連休前後はどう見るか」と問われた木野内氏は、強気の前提を保ちつつも「GW前後は一時的に下げる構造的要因がある」と回答。

主張(木野内氏): 大型連休前後はテクニカル・需給の両面で下げやすい。

根拠・データ:

主張(木野内氏/SQ・ウィッチング論点): 連休明けすぐにSQが控えており、5万4000〜5万5000円帯にプットオプションの建玉が大量に積まれている。

反論・補足(岡村氏): 直接の反論はないが、「コロナ期のwithコロナ/アフターコロナ二極化」と現在のAI・半導体偏重相場を重ねて、別の文脈から「夏の大転換」可能性を示唆。

2. 中東情勢とイランの「我慢パターン」

主張(木野内氏): 紛争は今後も多いので、米軍武力行使と日経の関係を確認しておく必要がある。米軍の武力行使後、日経平均は短期間で底入れするのが過去パターン。

主張(イラン側パターン): 過去2回(2024年)も、イランが「やられて、やり返して、最後はやられても我慢」して終結する形が定型。

3. 防衛株の事前シグナルとイランのアンダーパフォーム

主張(木野内氏): 防衛株は政府筋の情報を「知っている」かのように、事前にアウトパフォームし、終わりに向けてアンダーパフォームする。

根拠・データ: 5局面分の比較チャートを資料化。

インサイト(木野内氏):

4. インサイダー疑惑とコール出来高シグナル

主張(木野内氏): トランプ周辺からの情報流出疑惑が米議会でも話題になっており、「不可解な市場取引」が観測されている。

現状認識(木野内氏):

5. 日銀タカ派化と為替・セクター含意

主張(木野内氏): 4月の日銀金融政策決定会合は予想以上にタカ派的だった。

含意(木野内氏):

主張(セクターローテーション): 円高シナリオでは食品株・陸運・氷(飲料系)など内需が戻る可能性。

反論・補足(岡村氏): 2024年7月の介入時には食品が強かったが、その時は中小型グロースも上昇、銀行・半導体は売られた。半導体は当時の米中貿易規制の特殊事情も乗っていた。今回もNT倍率(日経/TOPIX)が下がり始めている可能性があり、ロング・ショート両建てで動く機関投資家のもとでは「常に何かが上がり、何かが下がる」二極化が続くとの見方。

6. 強気の根拠:バフェット・IMF・季節性

主張(木野内氏): 中期的には複数の強気要因が重なっている。

根拠1:米上場の日本株ETFへの資金流入

根拠2:IMF世界経済見通し

根拠3:季節性

根拠4:政策アナロジー

7. 日経平均6万8000円シナリオとレンジ論

主張(木野内氏): テクニカル的には5万2000円〜6万8000円のレンジが維持されている可能性が高い。

5月の押し目想定:

まとめ(木野内氏):

8. 岡村氏の二極化違和感とコロナ・アナロジー

主張(岡村氏): 現在の相場は「気持ち悪い」二極化。

主張(岡村氏/6万8000円実現の条件):

反論・補足(木野内氏): 「ショートの踏み上げが出ると天井。その意味ではまだ天井感はないので余力はある」と応答。

重要な固有名詞・データ

項目 内容 文脈
日経平均 6万円台 4月27日終値で6万円乗せ史上最高値更新 番組冒頭の現状認識
日経平均レンジ 5万2000円〜6万8000円 木野内氏のシナリオ
5万4000〜5万5000円 プットオプション建玉が滞留する帯 SQ前後の需給リスク
5万6000〜5万4000円 ディーラーのヘッジ売り連鎖で吸い込まれうる帯 同上
675コール 異常出来高が観測されたコールオプション インサイダー疑惑の論点
3月31日 日経平均が底をつけた日/イラン大統領の停戦用意発言 中東情勢の転換点
2月28日 今回のイラン攻撃の日付 防衛株のアンダーパフォーム起点
4月会合(日銀) 反対票3人、初めて反対した委員あり タカ派解釈の根拠
バークシャー・ハサウェイ 東京海上ホールディングスへ出資表明 米資金流入のきっかけ
5月2日 バークシャー株主の日 日本株への積極姿勢再表明観測
2019年 バフェット氏の5商社初記載 過去の3ヶ月資金流入実績
2023年 バフェット氏来日(5月のバークシャー株主総会で「日本はいい」と回答) 同上
IMF世界経済見通し 4月アップデートで日本のみ下方修正なし 欧州勢の日本買い根拠
高市政権 積極財政+原油高相殺 IMFが日本を据え置いた背景
大平おろし40日構想(1979年) 大平内閣の選挙敗北後の党内抗争 「石破おろし」とのアナロジー
アベノミクス会 選挙後6〜8ヶ月株上昇 政策アナロジーの根拠
関西の某建設会社 毎年保守的だが今期は積極的なガイダンス 建設株への期待盛り上がり
NT倍率 日経/TOPIXの倍率 岡村氏が下落開始の可能性に言及
アドバンテスト 天井知らずで再び登り始める可能性 6万8000円実現の主役候補(岡村氏)
東京海上ホールディングス バフェット氏が戦争中の損保に出資 強気サインの解釈
ZOZO(withコロナ銘柄の例) コロナ期に毎日10%級で上昇 二極化のアナロジー
日経VI 値が低いとSQ週に底をつけず後で下げが伸びる 需給メカニズムの一要素

アクションインサイト

引用したくなる発言

「あの、慌てなくても大丈夫ですよ」(木野内氏/米軍武力行使後の底入れパターンについて)

「君たち向けの資料を準備してやるよ」(岡村氏が回想する、ディーラー向けパーティーで岡村氏が若手相手に作ってきた資料の話)

「あれよあれよと下がっちゃいかねない」(木野内氏/GW前後の需給メカニズム)

「アメリカの証券マンは何やってるんだ。ゲートキーパーだからね、これ受けちゃいけないよ」(木野内氏/インサイダー疑惑コール出来高への憤り)

「先々はハト派だと思うものの、目先はタカ派な感じになりました」(木野内氏/日銀の人事サイクル)

「バフェットさんに続けとばかりに、日本のETFにアメリカでお金が入ってる」(木野内氏)

「withコロナとアフターコロナで分かれた相場と似ている。withイラン情勢/アフターイラン戦争で分かれてる」(岡村氏)

「夏は嫌な感じになってる気がするな」(岡村氏/6万8000円実現過程の二極化加速懸念)

「ショートの踏み上げが出ると天井なんですよね。なのでそういう意味ではまだその感じにはなってないんで余力はあるかな」(木野内氏/岡村氏への応答)

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