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【日本の未来に緊急提言】ベンチャーは"国家権力への反逆"/イーロン・マスクに学んだ突破力/TBS買収騒動の舞台裏/楽天モバイルへのバッシングと勝算/政治家になる?/後継者は?/三木谷浩史/東野幸治

公開日: 2025-12-31 再生数: 235,103 37.7分 YouTube で開く ↗

【日本の未来に緊急提言】ベンチャーは"国家権力への反逆"/イーロン・マスクに学んだ突破力/TBS買収騒動の舞台裏/楽天モバイルへのバッシングと勝算/政治家になる?/後継者は?/三木谷浩史/東野幸治

30秒サマリー

楽天グループの三木谷浩史氏が、東野幸治氏と「ザ・ディープショー」で対談した回。三木谷氏は、TBS買収の動機(ネット×テレビ融合とジャーナリズム再興)、楽天モバイルの完全仮想化ネットワークの技術的優位性と海外展開、日本の税制・規制・中央集権構造への強い違和感、そしてイーロン・マスク氏から聞いた「ベンチャーの役割は国家権力への反逆」という言葉を軸に、日本の停滞要因と突破策を論じた。三木谷氏自身は政治家になる意思は否定しつつ、楽天主導の「日本改革プラン(2030年までに所得40%増)」を提示しながら、減税・地方分権・富裕層誘致による経済成長路線を主張した。

登壇者

キーポイント

  1. TBS買収の動機: 三木谷氏は当時TBS買収を検討した理由として「ネットとテレビの融合による新ビジネス」と「日本のジャーナリズム再興」の2点を挙げ、特に欧米メディア(CNN・FOX等)と比べて日本のメディアは方向性が真ん中に寄りすぎていると指摘した。
  2. 楽天モバイルの完全仮想化: 三木谷氏は楽天モバイルが世界で唯一「完全仮想化(ハードウェアの代わりに汎用サーバ+ソフトウェアで信号処理)」を実装したと説明し、コアネットワークのエンジニアが250人で済む(他社は数千人規模との見立て)ことを優位性として挙げた。
  3. モバイル事業の3層収益構造: 三木谷氏の見立てでは、楽天モバイルは①単体収益、②楽天市場ショッピングが60〜70%増えるエコシステム効果、③ソフトウェアの海外販売、の3つで成立する事業。
  4. 日本の税制への批判: 三木谷氏は「財務省はぶんどれるところからぶんどる」「単年度収支合わせのロジックが曲がっている」と評し、過去30年で日本経済はドルベースで約-7%(成長していない)との数字を示した。
  5. 富裕層誘致と税戦略: 三木谷氏はベッカム税(スペイン)やイタリアの肖像権非課税の例を挙げ、戦略的減税で人材を呼び込む発想が日本に欠けていると主張。日本の所得税最高56%では一流人材は来ないとの見立て。
  6. 政治家になる意思の否定: 三木谷氏は政治家への転身を明確に否定。代わりに楽天として「日本改革プラン(2030年までに所得40%増)」を提示し続けるアプローチを取る立場。
  7. イーロン・マスク氏の言葉: 三木谷氏はマスク氏から「ベンチャーの役割は国家権力への反逆」と聞いたエピソードを紹介し、テスラの初の死亡事故翌日にマスク氏が平然とBBQに来た逸話とともに、日本の自動運転規制の硬直性を批判した。
  8. 後継者・事業承継の現状: 三木谷氏によれば、金融・ネットショッピング・トラベルは既に権限移譲が進んでおり、月1回アドバイスする程度。携帯事業のみは「運がかかっている」として自ら陣頭指揮を取っている段階。

詳細展開

TBS買収騒動の舞台裏とジャーナリズム論

2005〜2006年の楽天によるTBS買収検討は、堀江貴文氏のライブドア×フジテレビ騒動と並ぶ「ネット企業のテレビ買収」事例として記憶される。東野氏は当時楽天に内定が出ていた立場で、内定者向けに「会社としてきちんと君たちを守る」と緊急説明会があったエピソードを開示した。

主張: 三木谷氏は、TBS買収を検討した理由は2つあると述べた。第一に「ネットとテレビが融合すれば本当にいいことができる」というビジネス的動機。第二に「日本が衰退している1つの理由として、もう1回ジャーナリズムを復活させなくてはいけない」という社会的動機。

根拠・データ:

現在の温度感: 三木谷氏は2025年12月時点で「テレビ局は非常にインフルエンシャルだしビジネス機会も大きいが、もうちょっとテレビ局はいいかな」と発言。東野氏は「途中でめんどくさくなった彼女みたいな」と例え、笑いに変えた。今後はプラットフォーム側に回り、AIを活用したライブショッピング、海外(楽天TV欧州展開、Kobo、Vikiでのアジアコンテンツ世界配信)に注力する立場。

楽天モバイルの完全仮想化ネットワーク

東野氏は「何回見ても読んでもわからない、アホに教えると思って教えてほしい」と率直に質問。三木谷氏は車のターボに例えながら原理を解説した。

主張: 三木谷氏によれば、世界の携帯料金が高止まりする要因は2つ。①周波数帯域の有限性と寡占構造、②基地局での膨大な計算処理(1基地局1000人接続時、各人のパケット処理+移動補足を遅延なく行う必要)。これを従来は専用ハードウェアで処理していたが、楽天は汎用サーバ+ソフトウェアで仮想化した。

根拠・データ:

事業構造:

日本の税制・財政への批判

主張: 三木谷氏は日本の税制を「財務省はぶんどれるところからぶんどる、単年度収支合わせのロジックで戦略性がない」と批判。減税で経済成長させて将来回収するという発想が欠けているとの立場。

根拠・データ:

反論・異論: 東野氏・加藤氏側から正面の反論はないが、東野氏は「ガソリン税が安くなったかと思ったら走った数だけ税金とか、戦い方がおかしい」と同調。

富裕層誘致と「日本改革プラン」

主張: 三木谷氏は「キャピタルゲインや配当は法人税を払った後のお金で二重課税。多くの国はゼロ化や引き下げで成長を促している」と指摘。富裕層が日本に入ってきて消費する方が、不動産価値・資産税・消費税の総和で経済合理的との見立て。

根拠・データ:

反論・異論: 三木谷氏自身が「ゼロにしようとかシンガポール・香港にしようと言っているわけではない、適切なレベル」と自己制約を加えた。

政治家にならない理由と地方分権論

主張: 三木谷氏は政治家転身を明確に否定。理由は政治家には法体系・外交・防衛・社会福祉など多面的理解が要求され、日本では大統領制と違いチームを同じ方向に持っていく総合力が必要だから、との立場。

根拠・データ:

イーロン・マスクとの逸話

主張: 三木谷氏は「ベンチャーの役割は何か」とマスク氏に問うたところ「国家権力への反逆」と返ってきたエピソードを紹介。マスク氏を「狂ってる、でもあれくらい狂っとかないと」と評した。

根拠・データ(三木谷氏の語ったエピソード):

事業承継: 金融、ネットショッピング、トラベルは権限移譲済みで月1アドバイス体制。携帯事業のみ自ら陣頭指揮(「運がかかっている」との表現)。

中国市場と海外展開

主張: 三木谷氏は中国市場については「1回やったが失敗した。日本企業には商慣行が違って難しい」と認めた。台湾は健闘中。今後はAIを活用したショッピング体験(ワード一致検索ではなく、文脈や好みに合わせたレコメンデーション)と、海外向けライブコマース・コンテンツ配信に注力する立場。

根拠・データ:

重要な固有名詞・データ

項目 内容 文脈
TBS 元々楽天が買収検討した相手。現在は「むちゃくちゃ仲が良い」(三木谷氏) TBS買収騒動の章
楽天モバイル コアエンジニア250人 完全仮想化ネットワーク管理体制 他社は数千人規模との三木谷氏の見立て
楽天モバイル契約数1000万件 2025年12月末で獲得射程圏内 三木谷氏自身の発言
楽天市場ショッピング+60〜70% 楽天モバイル契約者の購買増加率 エコシステム効果
日本経済 -7%(30年・ドルベース) 三木谷氏の引用数値 出典は動画内で言及なし
アメリカ経済 30年で5倍 同上比較 年間7-8%成長との換算
日本所得税最高56% 富裕層・トップ人材の流入阻害要因 台湾20%、海外30%との対比
ベッカム税(スペイン) 海外移住者所得税20%の特例 三木谷氏が引用
イタリア肖像権非課税 クリスティアーノ・ロナウド誘致につながった例 三木谷氏が引用
日本キャッシュハンドリングコスト 年5兆円 完全デジタル化での経済効果試算根拠 出典は動画内で言及なし
日本改革プラン 2030年までに所得40%増 楽天提示の経済成長案
Kobo 電子書籍。世界シェア約30%(Amazon 70%) 海外事業
Viki シンガポール拠点。アジアコンテンツ世界配信 海外事業
楽天TV 欧州全域で展開 海外事業
イーロン・マスク氏 「ベンチャーの役割は国家権力への反逆」と発言したと三木谷氏が紹介 突破力の章
テスラ初の死亡事故翌日のBBQ マスク氏が平然と来たという三木谷氏のエピソード 突破力の章
Oran(オープンRAN)イニシアティブ 完全仮想化への国際的潮流 モバイル章で「絵に描いた餅」と言われた経緯
楽天市場ショッピング検索 ワードマッチング型からAI文脈理解型へ移行中 AI×Eコマース章
ステーブルコイン 動画内では「アメリカは結構本気でやっている」との温度感 通貨論
マイナンバーカード/マイナポイント キャッシュレス普及策として三木谷氏が成功例として引用 政策論

アクションインサイト

引用したくなる発言

ベンチャーの役割何かと。そうしたらね、国家権力への反逆だと。(イーロン・マスク氏の言葉として三木谷氏)

道路っていうのはできるだけ本来であれば無料で自由に使えた方がいい。携帯電話っていうのはある意味デジタルの道路。(三木谷氏)

日本はぶんどれるとこからぶんどれと。財務省が。ロジックが曲がってんですよね。(三木谷氏)

国がそんなものは分かるはずがないと僕は思ってるわけですよ。(資本主義の資金循環について/三木谷氏)

日本でその1人の死亡事故が起こったらその瞬間にこの自動運転は禁止ですよ。(三木谷氏)

申し訳ないんだけど、もうちょっとテレビ局はいいかなと。(TBS買収以降のメディア観について/三木谷氏)

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